投稿

9月, 2023の投稿を表示しています

Retreat & Prelim

イメージ
今日は年に一回の学科の研究発表会があった。新しく入った先生方によるトークや、学生内での3分間研究発表コンクールなどがあった。皆、話しが上手い人ばかりでかなり勉強になったし、自分も面白い研究したいなとモチベーションも上がった。しかも、必須単位の授業が無くなって、最近なかなか同級生に会う機会も減ってきていたので、ただ皆に会えただけでも嬉しかった。このイベント、去年は大学の植物園の中の建物で開催されたのだけど、今回は Como Zoo&Conservatory という、公園・植物園・動物園が一体となったような場所で開催された。イベント開始前やお昼ご飯のタイミングで散歩して、温室の植物や可愛い動物たちを見てリフレッシュすることが出来た。大満足の1日だったのだが、今日の夜に進級試験の一次筆記試験がスタートする。3つの論文を提示されてその中から1つを選び、その内容に即して研究費申請の申請書を書くというもの。研究もストップして、考えることに集中できるなんて楽しみで贅沢じゃないか!と思う反面、緊張やストレスでなかなかに胃を痛める2週間になりそうです。

意見力

毎週木曜日は授業の日。ということで今日も授業に行ってきたのだが、Genetics&Genomics of Human Healthの授業は、先生が明るい人で、それに誘われてか学生もやたら積極的に話す人が多い気がする。この授業2回目にして、アメリカの学生の「自分の意見を言葉にする能力」の高さを痛感しているので、感じたことを色褪せないうちに書いておきたい。今日の授業は、いくつかのグループに分かれて、遺伝病検査に関する倫理的観点に関する議論を行い、そこで何を話したかを全体で発表するというもの。どのグループも皆考えたことをスラスラと、伝わりやすいように話すし、その発表を受けた周りもよく質問して議論に参加していて圧倒された。日本では、よく話す人と話さない人が結構分かれている印象なのだが、こちらは皆がよく話す。これまでの教育でそういう、自分の意見を言語化する訓練を受けてきたのだろうか。前回の初回授業では、先生から「名前を覚えるために、印象に残るような面白い失敗談を用意せよ」と言われていた。ハードル高いなあと思っていたら、皆まあ面白い話を持っているし、話し方も上手でびっくりした。日本人にとっては、話術って+αのスキルだと思うのだが、こちらは皆が持っているから、基本スキルのハードルが高いんだなと感じた。だとすると、何をもって個性や抜きん出た実力とするのだろうか。まだまだかもしれないけど、周りの良いところを吸収してついていきたいところだなと感じた。あと、発言しなければならないという圧力がある感じというよりは、自発的に思ったことを皆がするすると外に出している感じなので、雰囲気が健康的なんだよなあ。授業の内容だけじゃなく雰囲気に触れているだけで実に面白い。

新歓

イメージ
この前の週末、JSCの新入生歓迎会があった。ここ最近スケジュールが合わず会えていなかった方々が参加すると聞いて向かったのだが、指定された場所はなんともすごい豪邸だった。どうやら、毎年このイベントのために貸してくれる富豪の方がいらっしゃるらしく、映画のような大きなお家のキッチンをお借りして、プール付きお庭でご飯を食べて、裏にある湖でモーターボートに乗らせてもらった。一生かかってもこんな機会なんてほぼ無いだろうと思いつつ、貴重な思い出を作らせてもらった。

再び

イメージ
今週からとうとう夏休みが終わり、新学期が始まった。キャンパスには見るからに人が増え、活気を取り戻している。そのせいで歩行者を避けながら自転車で通るのが大変だったりはするが、道ゆく新入生を見て、1年前の期待に満ちていた頃の自分を思い出し、心の若さを取り戻したりもしている。ということで私の今期の授業も始まった。 今期選んだのは、選択授業のGenetics&Genomics in Human Healthと、選択必修授業のComputer Programming for Biology. 前者は、遺伝子検査などを行うGene Counselingのプログラムの学生向けの授業で、臨床研究に関する授業だった。バリバリ基礎研究の分野にいる私には結構遠い話で予想していたのとは違っていたが、先生が面白い人だったし少人数のアットホームな雰囲気が良かったし、他分野を学んで損はないと思うので、選択して悔いはない。後者は文字通りコンピュータープログラミングの授業で、Matlabというソフトウェアを使った解析手法を習うもの。先生の話を聞くだけではなく自分の手を動かす類の授業なので、まあぼちぼち頑張りたいと思った。これらの授業は奇遇にも、丁度1年前にも通っていた建物で行われる。このすぐ隣にあるミシシッピ川の風景を見て、懐かしさが一気に襲ってきた。

Taylors Falls

イメージ
今日は3連休の1日目。誘われてカヤッキングに行ってきた。行く場所の決定やカヤックレンタルの申し込みなどの下準備を完璧にしてくれた友達のおかげで、こちらはほぼ言われるがままついて行っただけで楽しくカヤックすることが出来てしまった。ありがたい。今回向かったのは Interstate State Park 。ミネソタ州とお隣のウィスコンシン州との州境に流れる川、Taylors Fallsを川下りしていくコースだった。今日は暖かく風も穏やかなカヤック日和だったので、のんびり約11 kmのコースを3時間かけて漕いだ。やっぱり、カヌーより水面を近くに感じることのできるカヤックの方が、水面に横たわっている感じがして好きかもしれない。明日の肩の筋肉痛具合が心配だけど、悔いなし。カヤック欲が満たされた1日だった。

MI7

今日はルームメイトたちと初めてこちらの映画館に来た。私はMission Impossibleの大ファンなので、その新作を見に行った。一人で行く勇気がなかったので、一緒に来てくれたフットワークの軽い友人たちに感謝である。内容はやっぱり楽しかった。大学時代にものすごくハマっていた頃の気持ちを取り戻した気がした。英語音声、字幕無しで観たので内容が分かるか心配だったのだが、なんとか大筋は掴めた。でも一部周りの人が笑っている部分が分からなかったりしてそれはちょっと悔しかった。こちらの人は結構リアクションが大きく、笑い声が結構良く聞こえていて新鮮だった。あとアクシデントとして、途中で映像が途切れて、まさかの20分ほどの待機時間があったのだが、その間皆怒ったりせず、飲み物を買いに出たり周りの人と会話したりして穏やかに直るのを待っていたのである。こういうところは、アクシデント慣れしているアメリカ風土の良さだなあと思った。でもエンドロールを最後まで見る客が誰もいなくてそれはちょっとびっくりした。