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生活環境向上に向けて

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ミネアポリスで住んでいた家が、ルームメイトたちの手によって以前よりさらに素晴らしく落ち着くとても素敵な家になっていた。旅の間はそこに滞在させてもらっていたので、帰ってきてから影響を受けまくってます。今の家、自分の部屋は割と居心地良くしようとしているけれど、共有スペースのリビングやキッチンなどは仮住まいみたいな感じであまり改善しようとしていなかった。これを機にもっと居心地のいい共有スペースにしたいと一念発起中。手始めにトレジョで見つけた可愛いお花を飾った。この1年くらいで少しずつなんとかしていきたいが、まず水漏れによる天井の穴やらシミやらが結構大きいので、修理してもらうために大家さんとやり合わないと。

Minneapolis

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本題!4th of July, 独立記念日の祝日のために連休だったこの週末、約2年ぶりにミネアポリスに戻って友達に会ってきた!住んでいた時は気づかなかったのに、もう降り立った瞬間から、なんて美しい街なのかと感動した。今は住んでないからこそ感じたのかもしれないけれど、綺麗な街並みの中に、自然がたくさん。生活しているだけで心が豊かになって癒される感じ。道路も綺麗で運転も穏やかだし、感動しっぱなしだった。そう伝えると向こうの人全員に、今だけだから。冬になったらそんなこと言えないから。とツッコミを受けたけれど。そして今回来て良かったなと思ったのは、やはり友人との再会である。同期、元ルームメイト、JSCのメンバーなど、2年のブランクを感じずに接することが出来、暖かく迎えてもらって、本当に嬉しかった。ここにいた間、良い思い出ばかりではないし、PhDに入り直して遠回りしているけれど、ミネアポリスに行かなければよかったなんてことは全くなく、そう思えるのはここでの出会いが良かったからだと思っている。お陰様でかなりエネルギーをもらったので、またラボで頑張りたいと気合が入った。同期は来年辺りに卒業する人が出始めるので、なるべくまたその前に行きたいなあ。ちなみに、4th of JulyはSt. Paulの大聖堂でコンサートと花火を鑑賞。直前まで雨が降っていて中止かと思ったけれど無事特等席で花火を見ることが出来た。

Lafcadio Fest

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私のパソコンが壊れた少し後、こちらのJapanコミュニティの主催で、Lafcadio Festというイベントが開催されたので参加してきた。Lafcadio Hearnというのは、前の朝ドラにも出てきた小泉八雲のことである。彼はここニューオーリンズで暮らし、クレオール料理の料理本を執筆。その後、日本に移り住んで作家として生きた人物である。ニューオーリンズと日本の両方に縁のある人物ってことなのね。今回のイベントでは、彼について有識者が語りあうトークショーに参加して色々聞くことができた。印象的だったのは、マルディグラパレードの中にKrewe of Lafcadioという、小泉八雲をテーマにしたものがあるということだな。料理本著者ということでクレオール料理がたくさん描かれたフロート(乗り物)や、著書に書かれた耳なし芳一をテーマにしたフロートの写真を出していた。あと、小泉八雲の住んだ2つの都市、ニューオーリンズと松江市が姉妹都市だということを初めて知った。イベントの最後には、小泉八雲の子孫の方と松江市長からこのイベントのために収録されたビデオレターも放映された。結構参加者も多く、日本にどれだけニューオーリンズのクレオール料理が布教されているのか、なんて議論も活発にされてたのが結構面白かった。遠い日本に興味を向けている方が多いみたいだった。

不運パック

この前の投稿で車の不調について述べたけれど、同時期にノートパソコンを落として画面が変になってしまったので、それも修理に出していて、2週間待ってようやく戻ってきた。これでようやくブログも書けるし、少し落ち着きを取り戻した気がする。2週間前ごろは、車もパソコンも故障、そして家もまた水漏れ、自分も転けたりなんかして、不運がまとめて一気に来たって感じだった。思わず今年は本厄なのか調べたくらい。私にとっては人間関係が一番ストレスだから他にはそんなにダメージを受けないと思っていたけれど、いくらなんでも数が多かった。ただまあ、車は点検から戻ってきたもののバッテリー周辺に異常はないと言われ、原因は特定できず、戻ってきても未だ時々エンジン始動がおかしかったりはするのだが、なぜかそんな時はドアを開閉すると衝撃のおかげか直ることに気付いたので、とりあえず問題と共存する道を進みつつあるし、家は水漏れ自体は一応止まった。天井に巨大な穴があって見栄えは非常に良くないが。そしてしっかり修理代という教訓を得て綺麗な画面と共にパソコンは戻ってきたし。一番大変だった時期は乗り越えた気がするな。また少しだけたくましさを身につけたような、それとも諦めを身につけたような。

Paper Trail

実はここ最近、車の調子が良くない。おそらくはバッテリー周りなのだと思うけれど、エンジンスタートがうまくいかなかったり、かといえば突然点いたり。近所の車部品屋さんで無料点検をしてくれると聞いて何度か持っていったのだが、毎度Good Batteryと言われて、じゃあ大丈夫かと放っておいていたのだが、なんかそろそろ限界が近い気配。とはいえ、周りにアドバイスを求めると、日本では迷ったらそこに持って行けば大丈夫、な定番場所の公式ディーラーが、アメリカでは高額請求されることが多いからなるべく避けた方がいい場所よ、と言われてびっくり。代わりに地元の修理工場に持って行くのが一般的と言われた。そんな場所は知らない。 直せれば良いというわけでなく、お金を浪費しないことを意識するとなかなかに正解の場所が分からず悩んだけれど、結局は購入時保証が効くだろうと判断しディーラーへ持って行くことにした。最近仲良くなったお友達JMから至極親切に、どう予約文を作るか、どうやりとりをすれば足元を見られないかのレクチャーを受けた。1つ教わったのは"Paper Trail". これは、やり取りの詳細を電話の文言だけで終わらせず、逐一きちんと文面で記録として残すという意味。追加で色んなサービスを課されてお金を取られないために、極力余計なことを言わないこと、流れを記録に残すことについてアドバイスを受けた。警察への対応に似てるよ、なんて笑っていたけれど、ハードル高いって。訴訟大国アメリカならではの意識だと思う。ともかく、友人の頼もしいサポートを受けつつ、早く車が直ることを待つばかりである。

論文2本目

私が京都でやっていて、後輩に引き継がれたプロジェクトがようやく形になったようだ。引き継いだのは4年前か。私は、プロジェクトの立ち上げとして基になる実験手法を確立させた。その後、その手法を用いてスクリーニングをして更なる解析を行ったのは後輩さんと先生。大変だったろうに形になって本当に良かったなと思う。これが私の名前が入った2つ目の論文になるのだけど、次は、自分でプロジェクトの最初から最後まで担って、筆頭著者 (著者リストの最初に名前が載る人、1番論文作成に貢献した人) になりたいな。 Wen, J., Sai, K., Masutani, S.  et al.  Filamin–ETV4/5 acts as mechanosensor–mechanotransducer axis that drives cell competition-mediated elimination of transformed cells.  Nat Commun  (2026). https://doi.org/10.1038/s41467-026-73504-3 https://www.nature.com/articles/s41467-026-73504-3 簡単な概要を。ラボの大きなテーマは細胞競合。変異の入ったがん細胞が生じた時、周りの正常な細胞がそれを検知、排除しようと動くことがある。ここで正常細胞がどのように検知しているのかまだ不明な点が多い。私たちは正常な細胞とがん細胞を同じ入れ物で培養する方法で研究しているが、がん細胞の隣に接する正常細胞と、接していない離れた場所にある正常細胞を厳密に区別してスクリーニングすることは難しく、がん細胞の検知に関わる因子を見つけることを困難にしていた。しかし近年、他グループよりsynNotchという、2種類の細胞が隣接する時のみ発現スイッチを入れられる遺伝学的テクニックが開発された。そこで共同研究により、がん細胞に隣接した正常細胞のみが赤色の蛍光タンパク質を発現するマーキングシステムを作成。このシステムを用いて、がん細胞に隣接した正常細胞のみをターゲットにスクリーニングを行い、Filamin-ETV4/5-PRKG2という因子たちが関わっていることを発見した。私たちの系で 使うがん変異RasV12は、...

ラボ選択

3つのラボでのローテーションが終わり、とうとう卒業研究を行うラボを選んだ。正直、この3ヶ月悩み続け、ストレスによる胃腸への負担を感じ続けた。一度ラボ選びに失敗している過去があるというのもあるが、ありがたいことに全て良いラボだったので、合わないラボを切り捨てるということが出来ずに苦労した。行き場のなくなった私を雇ってくれて、かつ憧れのハエ×がん研究をしているラボ1、全く関わりのない分野にも関わらず、環境が良く2ヶ月間ローテーションをしているうちにどんどんハマってしまった大腸菌ラボ2、仕事できる人が多くオフィス風環境の良さを備えたトランスポゾンラボ3。正直、ラボ1と2で至極悩み、色んな人に相談した。その結果、ラボ2を選ぶことに決めた。とある方に、「博士は研究テーマより研究をする、ということ自体が大事なので、朝起きて仕事場に行くのが楽しみだなと思えるラボを選ぶといいですよ」と言われて、しっくりきた。それでいうとラボ2だなと。アメリカに来て初めて、誰かの紹介により入るラボではなく自分で切り拓いて見つけた居場所となる。昨日、ラボ1の先生に引き裂かれる思いで正直に自分の選択を伝えたが、ありがたいことにI'm happy for you and your career.と優しい言葉をかけてもらった。まだ後ろ髪を引かれる気持ちはあるけれど、選んだからには、腹を括ってなんとかラボ2で頑張ろうと思う。今日ラボ2の先生に挨拶しに行ったら、先生からたくさんの実験アイディアが出てきて、ちょっと圧倒された。これはモチベーション上がりそう。