Yちゃん
叔母のYちゃん (おばさんではなくいつも名前+ちゃんで呼んでる)が亡くなったと連絡が来た。彼女は癌で闘病中で、先月あたりからそろそろ状況が芳しくないと知らされてはいたが、にしても突然のことのように感じる。子供の時から、私と弟は週末によく家に遊びに行っていて、叔父さんとYちゃんにおうちでゲームをさせてもらって、話し相手になってもらって、ご飯を一緒に食べたりした記憶がある。いつも若々しく、おばさんというよりお姉さんな印象。Yちゃんは母の姉で、私が子供の時は、サバサバしている母に比べて、明るくて可愛らしいお姉さんだなという印象が強かったが、大人になって話してみると、こちらも負けず劣らずサバサバとカッコいい性格だったんだなということが見えてきた。闘病中はよりその面が強く見られ、空元気でもなく、普段通りのトーンで、辛い治療や病状をあっけらかんと話して、先月連絡した時も普通のトーンで、お見舞いに来た人に泣かれても困るんだよ、なんて笑ってた。こんなに見事な去り方があるのだろうか。自分がその状況にあった時、同じような強さを持てるのだろうか。5月に帰省して会って話した時、私に何かあってもわざわざ来なくていいから、と言っていた。残された人はきっと彼女を惜しんで泣いている。でも、きっとYちゃんはそんなに悲しまなくても良いんだよ、って笑っている気がする。だからこれまでの思い出を、悲嘆に暮れながらではなく、温かい気持ちで振り返れるんだと思う。貴方の姪で光栄でした。ありがとう。
コメント
コメントを投稿