新学期

 

2度目のPhD。新学期がスタートした。正直、ミネソタの頃ほどフレッシュな感情は無い。今度こそ卒業したいと切に願うのみ。でも、2回経験している分、比較するのが面白い。ミネソタは1ヶ所のキャンパスに行くだけだったが、今回は2ヶ所のキャンパスを行き来してオリエンテーションを受けたので、なかなか大変だったけど、新しく知る土地が多かった。そして、授業形式もかなり異なる。ミネソタ大学では、研究者として必要な心得を指導する傾向が強く、論文ベースの授業で、毎回宿題として大量の論文を読み、プレゼン準備をしていた覚えがあるが、今いるテュレーン大学では、大学生だった頃のような、教科書の知識を学ぶ形式で、宿題は無いものの試験が頻繁にあり、毎回の授業の復習が必須な感じ。昔学んだことだから簡単だろうなんて思っていたが、意外とやばい。今はアミノ酸20種の構造を暗記している。昔やったのに全然覚えていなかった。そして、ラボローテーション。初回サポートが充実していたミネソタに比べて、テュレーンでは個々人が各々見つけておいでって感じで放り出されているから焦る。今のところ、最初のローテーションは去年から働いているラボでそのまま続ける予定だから良いものの、残りのラボがまだ決まらず、ぼちぼち決めないとなあと思っている。最初の1週間はそんな課題たちに追われつつ、同級生と仲良くならねばと社交活動。皆大人なので、程々の付き合いでなんとか顔見知りは増えているけれど、アメリカ人と話すの久しぶりだし、人付き合い得意な方ではない自分としては、それなりに消耗した。日曜日に1人の時間をとってようやく落ち着いたけれど、やはり社交は得意では無いのかなと実感してしまった。無理せず皆と仲良くなっていければ良いな。

コメント