NRT-wg
ちょっと研究上のことについてメモ。今、Wgと呼ばれる因子を全身で阻害をする方法を調べているんだけど、なかなか良いものが見つかっていない。阻害薬は、遺伝学的方法が主流のハエではなかなか使われていないし、Wgは発生上重要な因子なので、阻害しすぎるとすぐ死んでしまう。程々に弱められる、くらいがベスト。ちょっと調べてみて気になったのは、NRT-wgというハエ。分泌される因子であるWgを、あえて細胞膜に固定(Membrane-tethered)することで、その分配を阻害するもの。それでもなかなかにハエが死にやすいみたいだけれど、Wgの発現量を変えるのではなく、位置の固定という発想が面白いと思った。特に前のラボで勉強していたMorphogen研究で活きるんだろうな。
以下参考論文
https://doi.org/10.1371/journal.pgen.1009469
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