The Third Penguin

ずっと暑いと思っていたルイジアナだが、最近はかなり過ごしやすくなった。大好きな秋の空気を感じて、とても幸せ。夕方、ふと近所のマリーナに行ってみた。夕焼けが水面に反射して、絵画のような美しさだった。ここは来るたびに違う顔を見せてくれるから面白い。

昨日、Japan Festというイベントが開催されていたので行ってみた。飴細工、着物、和柄雑貨など日本文化に関連する物販の販売や、和太鼓などのステージ発表が行われていた。私のここでの日本人の知り合いの多くは小さなお子さんのいるご家族なので、その子たち、日本語補習校の子供たちの発表も観てきたが、浴衣や甚平を着たちびっ子が、きらきら星や上を向いて歩こうなどの日本語曲を歌っててとても可愛かった。その他、新しくお知り合いになった日本人の方が数名。私にとっては社交の場ともなった。たくさんのお客さんが来ていて、鬼滅の刃のコスプレをしていたり、可愛いゴスロリを来ているアメリカ人も結構いて、日本文化の人気さを知った。

今週前半は、久々に切羽詰まった忙しさだった。というのも、自分が受けている細胞生物学のテストと、TAとして学部生の授業のテストの採点と、あともう1つ提出しなければならない書類の締切が完全に重なっていたため。特に今回自分が受けたテストはまあ覚えなければならないことが多くて、前日までもうダメだと思っていた。なんとか、関係各所の先輩方から対策のアドバイスを聞いたおかげで、とりあえず落第は免れるだろう、というところまでは勉強出来たから良かったものの、これは久々にやばかった。そして、その勉強に手一杯だったので、採点の方に手が回っていなかった。担当教員の先生に、なんとか期限延ばせませんかと交渉したものの、それは難しいとのことだったので、テストを受けた後すぐに採点に取り掛かり、夕方ギリギリに提出。Uptownキャンパスまで持っていって、その場で先生に採点基準の確認をした。さらに、その日は夕方にオンラインセミナーへの参加を義務付けられていたので、提出してそのまま外のベンチで受けた。最近はずっと1つのことに注力することが多かったので、ここまで色々重なったのは珍しかった。反動でその後1, 2日は燃え尽き症候群みたいになったし。続く学期末が恐怖ではある。でも、昨日から秋休みで数日間授業がなくなったので、ちょっと落ち着いて回復出来そう。

今学期受けている授業の1つに、それぞれ教授たちがラボの紹介をして、学生がこれから卒業研究をする研究室を決める判断材料にする、というものがある。その一環で、普段通っているキャンパスだけではなく、湖の反対側にあるPrimate Center (霊長類研究センター)の研究室の紹介も受けるべきだと、みんなでシャトルバスに乗って湖の南側から北側へ訪ねに行った。ここに来るのは、受験の時にツアーをさせてもらった以来。ここは北棟と南棟に分かれていて、片方が研究エリア、もう片方が飼育エリアで、獣医さんが常駐している。前回来た時は、研究棟しか見学できなかったが、今回は、飼育棟も見学させてもらえた。広い敷地に、たくさんの猿がいて、かなり圧倒された。動物園でもここまで猿オンリーというのはなかなか無いんじゃないだろうか。アメリカにある7つの国立霊長類研究センターの一つ。基本、サンプル回収は獣医さんが行い、研究者はそのサンプルで実験を行う。将来、哺乳類で実験することになったとしても、なかなか見る機会が無いお猿さんの飼育という貴重なものを見せてもらった。